〈認定キャリア構成カウンセラー〉になるには

研究と臨床

 認定キャリア構成カウンセラーになるには、この章で述べる研究視点を学び、臨床力をアップすることが求められます。活動として授業は10回計画されています。研究という視点は、カウンセリングの基本的な能力育成には不可欠です。3つほどその理由を挙げましょう。

 第1に、カウンセリングは、クライエントの現在の課題は何か、その課題がクライエントさんの生活の質にどのような影響があるか、課題はどのように対処していくのか、その課題はクライエントの発達とどのような関係があるか、クライエントさんの環境や環境との関係性にどのような特徴があるかなどを最初のカウンセリングで見立てます。

 見立てたことで、カウンセラーが「知っていると思うことは、どのようにして知っていると思うのか?(How do you know what you know)」を確かめます。正しく見立てができているかどうかは、三角測量で確かめます。三角形の3辺は、自分で観察する、②過去の文献や研究で確認する、③データ(量的、質的)で確認するで出来ています。以上の3辺からいずれも確かだと判断できれば、見立ては正しくできていると判断してもいいでしょう。この視点があると、カウンセラーはいつでも謙虚になり未知に開かれます。

 第2に、クライエントは、現在の時点での課題を訴えます。しかし、現在の時点は、過去から未来へと発達していくものです。課題は、変化して形を変えていきます。また、環境も変化しています。特に、不確定の時代である第4次産業革命の真っただ中では、背景は複雑です。動き続ける課題を理解するには、いつも疑問に思う気持が大切です。

 第3に、クリティカルに考えることができます。過去のカウンセリング理論は、現在のまったく新しい経験を、必ずしも正確に理解しているとは言えません。新しい課題に対処するには、新しい方法が必要です。新しい、創造的な視点を可能にするのは研究です。

 以上の理由で、ライフデザインカウンセリング研究所は、研究方法を学ぶことを必修にしています。以下、カリキュラムを説明します。

第1回授業  興味から研究へ

 この授業の目的は、クリティカルマインドの修得です(Guidelines for Thinking Critically(Wade and Tavris,1990)。クリティカルに考える要点は以下です。

    1. 疑問に思い、どうしてだろうかと考える。人間の行動について不可思議に思い、どうしてそのように行動するのだろうかと疑問に思い、新しい説明を検討する。
    2. 問題が何かを明確にする。あいまいで一般的な表現(例、幸福、可能性、意義深いなど)よりは、明確で具体的な用語を使う。「意義深い」という言葉はいったい何をどう意味しているのだろうか。
    3. evidence(証拠、根拠)を検討しよう。この根拠は正しいだろうか、信頼できるだろうか? 単なる個人の推測ではないだろうか? この根拠を支える研究は、一つか、あるいは多くの研究があるだろうか?
    4. バイアスがないだろうか。個人の偏見や、深く信じている価値観によって影響されていないだろうか。自分の信念に反する事実を受け入れることができるだろうか。他者のバイアスを指摘し、その意見を正しく評価できるだろうか。
    5. 感情に左右された論理立てを避けること。(例)「私がこのように感じるのならば、それは正しいに違いない。」 誰もが世界はこうあるべきであるという意見を持っている。どのように感じるかは大切な感情ですが、慎重に検討された根拠や意見とは違います。
    6. 単純化しすぎていないだろうか。明白に思えることでも慎重に考えて下さい。AかBかどちらかというような単純な発想ではなくて、矛盾点がないかどうかを検討して下さい。
    7. 他の説明方法がないかどうかを考える。ある根拠から結論を急いで出す前に、他の説明の仕方を考えよう。原因と結果との関係には特に注意が必要である。
    8. 不明確なこともありうることを知ろう。思考を導く信条や根拠を受け入れることも必要ですが、同時に根拠とその体験が矛盾を生じたら、それらの根拠や信条を捨て去る覚悟が必要となる。

主体的に考えて学ぶことが大切です。知るという行為は、3重構造になっています。ベースは「知ること」です。これだけでは学んだことになりません。次にすることは学んだことを実際に応用するです。実用的な知識なることが不可欠です。これだけでは学んだことになりません。3層目にくるのが「応用してリフレクション(洞察、内省)をする」です。

 学ぶことには、クリティカルに考える習慣が必要になります。つまり、講義や各種著作の内容が、真実かどうかに疑いを持ち、それを確かめる学び方を修得することが必要です。使われている用語の定義を確認すること。次に、議論の基礎となる仮説や想定が何かを調べます。結論を引き出す根拠が本当かどうか確かめます。

 議論があまりにも単純されていて、同じ根拠で別の解釈ができる場合や、特殊なケースや例外を無視して結論をだしている場合には要注意です。常に主体的に考える習慣をつけましょう。

第2回授業  問題意識を持つ

 研究のための最初の仕事は、問題意識を持つことです。知りたいこと、疑問に思うことを疑問形で表明します。キャリアに関連するよるある質問の例が下にあります。

    • 「どうすれば人生のチャンスを生かすことができるだろうか?」
    • 「自分のことや仕事のことをもっと学べる方法があるだろうか?」
    • 「意味がある人生や、自分に適した仕事を生涯にわたって開発することができるだろうか?」
    • 「予期された転機や予期されない転機にどのように対処することができるだろうか?」
    • 「仕事をなくしたり、自分に適さない仕事をしたりするときの対処方法は?」

 研究したいことが疑問として提示できたら、その疑問を解決する方法を検討します。

    • 例1:大学生のキャリア関連の授業を受講した学生は、勉強の意味をよりよく理解し、勉学に励むようになる。あるいは大学の中退率が減少するのを実証する。
    • 例2:失業中の人がキャリアカウンセリングを受けて、新しい人生の意味を発見して新しいスキルを開発する職業訓練を始める。
    • 例3:キャリアカウンセリングの授業を受けた高校生は、未来にすべき課題を見つけて目標を設定できる。
    • 例4:キャリアに対する意識の高まりや、知識・技術教育の促進の結果として、転職者がすみやかに適切な職を見つけることができる。さらに教育に投資したので、転職者へのさまざまな対策費用が減少する。

ここで三角測定が参考になります。まずは、問われた現象を自分の体験や観察をして、どう考えられるかを問うことです。次に、過去の文献では、どう説明しているか。そして、体系的にデータを集めて実際に仮説が説明できるかどうかを検証しよう、と進めます。このように、複数の視点や手法を交えて、どのようにデータを解釈するかが妥当性や信頼性を高める鍵になります。

 最後に研究を発表する作業が残ります。研究は公に発表されて初めて認められます。公共性を得るためには、いくつかの作業が必要です。①すべての情報と論理的操作を明示する必要性、②他の人にも容易にアクセスできる、ことが公共性の条件になります。

第3回授業  仮説の検証

 起きていることをただ観察するだけでは、何が起きているのか何も理解できません。観察に必要なのは仮説です。例えば、職場で適応障害やうつと診断される前のクライエントの行動に何か手掛かりがあるかどうかを発見したいという問いが生じたとしましょう。それで、職場での勤務者の行動を5〜6時間観察してみたとします。ただ観察するだけでは、何も新しい気付きが生じないでしょう。起きていることはあまりにも複雑で多様で混沌としていて、そこから何か意味のある一貫性のある新しい理解は難しいでしょう。ところが、同じ観察であっても、ある工夫によって飛躍的に意味のあるものにすることができます。それが「仮説の設定です」。うつ症状が具体的な「ある行動」に影響があるという仮説を設定すれば、「会話の回数」、「誰と話すか」、「何を話すか」、「会話の時間」、「身体の動き、向き」、「歩数」、「休憩のとりかた」のどれかにうつの発生を予測できるサインと見立てて、それらを詳細に観察することで、仮説が正しいか誤っているかを証明することができます。

仮説が出来たら、仮説についての説明が過去の文献にどのように説明されてきたかを確認します。そこで、この授業では、過去の文献を検察する技術を学びます。 

 以下のサイトでキーワード検索します。

    • CiNii
    • J-stage
    • ScienceDirect

第4回目授業 研究倫理

ライフデザインカウンセリング研究所の研修生は、JILDが規定する倫理規則に従って研究する人と想定しています。以下を遵守するものとします。

    • JILDの研究倫理規定倫理綱領を遵守する。
    • 守秘義務を遵守して、研究のために得た情報を口外しない。
    • カウンセリング関係の専門家として行動する。

論文作成には、以下の配慮を実施しています。

    • 個人の身元を秘密にするために積極的な保護をする。
    • 研究参加者に対して危害の防止に努める。
    • インフォームドコンセントを文書で得る。

これらの配慮をしたのにかかわらず想定を超えて個人に危害を与える可能性が残ります。そこで、参加者の皆様からの協力を重ねてお願いいたします。さもないと、研究や学習の場での実りある学びの機会を生かすことができなくなります。私には、アメリカの家族カウンセリングの発表で刺激的な体験がありました。患者とカウンセラーが共著で発表していました。今では、日本でもたまに経験することになりました。研究大会の参加者が成熟して、信頼できる専門家に育っている証しです。

 研究所のホームページには研究倫理が掲載されています。参考にしてください。研究という視点は、カウンセラーの臨床力をアップします。カウンセリングの経験を積みだけではカウンセラーの成長は限られています。研究質問を持つと日頃のカウンセリングでも探求をします。

 学術研究は大学の研究室に限られる傾向があります。理想としては、実践家と研究者がそれぞれの視点で研究することです。ところが研究倫理の理解や検討が不十分であれば、その結果研究対象者に危害が生じるケースが発生する可能性があります。そのため大学では研究倫理委員会を設置して、研究計画の段階で倫理違反になりそうな危険な研究を防止します。当研究所のように、教育の一貫として研究をする場合は、教師が責任をもって倫理違反を防止する措置をとっています。

第5回目授業 ナラティブデーターの収集

 ナラティブの記録は実際に交わされた会話を記録する必要があります。録音や録画が必要な場合は、事前によく説明をして同意を得ます。同意がない場合は研究を断念します。また、同意がないためにクライエントに危害や損失が生じないようにします。クライエントが弱者や何らかの障害がある場合は、同意に注意が必要です。同意があっても、同意する能力や理解する能力に欠ける場合は、特に配慮が必要です。

 探求質問にも配慮が必要です。個人的な秘密に触れるようなリスクある質問については、そのような質問が必要かどうかの倫理的な判断を教師や倫理委員会に相談してください。

CCIによるカウンセリングは、クライエントの特色ある言語表現に注目します。

    • 強調されている表現
    • 何回も繰り返して出てくる表現
    • 特色ある言語
    • メタファーの使い方

インタビューでは、いくつかのイベントに関連するマイクロストーリーが収集されますが、目的は一貫するマイクロストーリーの聞き取りです。個々のエピソードが面白くて、深みにはまって全体が見えなくならないようにします。また、樹木にたとえると木の根っこにあたる、話されていないストーリーなどに注意します。また、誘導的な質問をすると、せっかくの研究も、研究者の意図的な研究になってしまうため注意が必要です。

 また、訓練に欠けると、せっかくの大切な表現に気が付かずにスルーすることもあります。専門家のアドバイスや、第三者からの視点が必要になる場合もあります。

第6回 ナラティブデーターの分析・解釈

 「臨床の知とは何か」(中村雄二郎, 岩波新書, 1992年)に、近代科学の3つの特色が示されています。

    1. 普遍性 理論の適応範囲が広い。例外なしにいつ、どこでも妥当する。
    2. 論理性 主張するところが極めて明快に首尾一貫している。
    3. 客観性 あることが誰でも認めざるをえない明白は事実としてそこに存在している。

 科学は、すべての人間に当てはまる普遍的なものを求める傾向があります。また、理論的に考えて正当な方法を採用しようとします。そのほうが客観的であって、誰にも認められるからです。しかし、そのような高能率な科学であっても現実的にうまくいかないことがあります。科学は、人間存在の固有性、特殊性、文脈性を無視するからです。人間は、ある特定の場所で生きる固有な存在です。実際は、思ったよりも複雑なものです。一般的に誰にでも当てはまる理論や法則を求めるのが科学の本質です。

 人間を理解するために不可欠なのは、共感すること(empathy)です。他者の痛みをまるで自分の痛みのように感じることです。次に、純粋性 (genuineness)です。純粋性とは、言っていることと心で思っていることが一致していることです。時々、嘘をいっている人や白々しく語る人の話しを聞いていると、本当かなと疑うことがあります。これは純粋性に欠けるからです。その次に必要なのは、相手の受容 (acceptance)です。そのまま受け止めて理解しようとする態度です。これがカウンセリングの創始者C. Rogersがいう人間理解の3条件です。研究にもこの3条件は不可欠です。しかし、人間は個人と個人の関係だけで存在していません。エコロジカル視点とは、住んでいる環境と人との接点を見ることです。人びとがその環境と相互に影響し合う接点に注目します。人間は、環境の中に存在します。次のストレングス視点は、人の病気や弱いところだけを見るのではなくて、その人の強みや資源に注目します。資源は、その人にもあります(忍耐、勤勉、従順など)が、環境(助け合う社会、豊かな自然など)にもあります。視点が偏ると、自分の主義や主張に基礎のある勝手な研究になります。

情報の三角測定

 知っていると思っていることをどのような方法で正しいと証明できるでしょうか。ここで紹介するのは情報の三角測定です。三角形の辺に、それぞれ文献、観察、データと名前を付けます。文献とは、文章になっている資料のことです。文献には、第1次資料(執筆者がその時に作成、執筆者が回顧的に作成)、第2次資料(転写したもの、回顧的資源から転写したもの)があります。解釈と取扱いに注意します。観察は、体系的に計画的になされた観察記録のことです。自己の体験も含まれます。データとは、情報源に関する知識、情報にアクセスする知識、情報を集める技術、整理し活用する知識、分析する技術、結果を解釈する技術をすべて含みます。知っていることが、過去の文献にも記されている、また観察による知見でも同じことが言える、次に意図的に計画的に集めてデータによっても証明できるとなると、かなりの信憑性をもってリアリティを示すと判断できます。

 以上をまとめると、科学的視点とは、クリティカル視点ともいいます。普遍性を失うことなく、複数の視点から考えて、エビデンスを参考にして、自分の仮設を謙虚に提言できる科学者としての態度です。この態度の育成は、科学論文を書くという訓練によって育成できます。カウンセリングは、臨床、教育、科学という3つの営みから生まれる学問です。アートとサイエンスの結合した学問を基礎とする意味は、ここにあります。

第7回目  ケース研究方法

 ケース研究は、正確かつ厳密に実施すれば、単に補足的な追加研究ではなく、集団間に存在する差異の統計学的有意性を検証するために使えます。質的研究はグループ間の平均値の差の意味を知るための重要な補完研究となります。個人の行動や心理的な生活を体系的に注目することで、重要な発見がある場合も、もしくは重要な発見ができなかった場合にも、それらの意味を明確にできます。付け加えて、ケース研究は、概念的枠組に修正を加えるうえで、数理的アプローチよりもはるかに有益であることが多いです。ここで紹介するキャリア構構成のケース研究では、ナラティブ面接を用いて生命ある個人を全体としてライフポートレートにします。

ライフポートレートは、体系的な観察やインタビューなどのデータをもとに、キャリアを例に挙げれば、キャリアに関連する現象を記述、解釈、分析、文章化する質的な方法論です。ナラティブ・ポートレートは、個人のキャリア・ストーリーに真実とは言えない一貫性を押し付けることなく、信頼できる一貫したストーリーを記述したものです。ライフポートレートは、参加者の視点や経験を記録し、社会的・文化的な文脈の中で参加者の人生やキャリアを記録することを目指します。ポートレートは、参加者との面接での会話を通して生まれます。インタビュー記録は、参加者が自分の人生を語るときにドミナント(主流な)な立場に立つことになります。セカンド・オーダーまたは認識論的なナラティブは、研究者をドミナントな立場に置き、特定の社会秩序(この場合はキャリア)について研究者が語りたいストーリーを伝えるものです。

ケース研究のレポートは、参加者の語りを尊重して、それに研究者の視点を加えてものです。ケース研究によって、興味深い参加の伝記を紹介します。そして、事例そのものを超えた一般化という手段的な視点で事例を見ることができます。

第8回目 論文の作成

 この講座では、研究論文の形式について学びます。

表題   論文の内容を簡潔にまとめて表現する。

論文作成者の名前と所属機関
著作者の名前は、英文表記にすると、first, middle, last nameという順になる。
研究を実施した所属機関を記入すること、地名もつけること。千葉県柏市など。

要約       内容を簡潔にしかも内容を漏らさずにまとめること。

    • 正確さ
    • 十分な説明、簡略された用語を使わない。
    • 簡潔でしかも十分に説明されている。
    • 内容を報告すること。論文の内容を自己評価しない。
    • 読みやすく、内容に一貫性があること。
    • 英文も100-120語つけること。

Introduction(導入、はじめに)

どのようなことを問題として研究したか。どのような研究戦略・ストラテジーを用いたか。

    • この研究の主題は何だろうか。
    • 仮説や研究方法は、主題とどう関係するだろうか。
    • この研究は、どのような理論に基づいているだろうか。これと近い内容の研究では、どのような先行研究とどのように関連しているだろうか。
    • どのような理論を検証するのだろうか。

上記の内容をそれぞれ短いパラグラフとしてまとめる。

研究の背景

文献について論じるが、余りにも広範囲な歴史的背景を述べる必要はない。読者には、ある程度の背景についての知識があると思ってあまりに詳しい説明は要らない。
 しかし、適切に先行研究を取り上げ、コメントすることによって、この研究が信頼できるものになる。
 この研究で取り上げる内容に深く関連する研究についてのみ言及すること。あるいは、深く関連する発見について述べること。
 意見が分かれる発見については、公平な立場で論じること。自分の立場を擁護するために、特定の理論や研究のみを引用しない。

研究の目的

以下の要点を踏まえて述べること。

    • どのような変数を研究するのか。
    • どのような研究結果を予想するのだろか。その理由は。

結果の予測については、明瞭に述べる必要がある。

方法

研究を実施した方法を詳細に述べること。それによって、研究の信頼性や妥当性を高めることができる。また、正確に述べることによって、再検が可能になる。

研究参加者
研究参加がだれであるかを明確に述べる。
参加者が人間である場合には、どのような手順で研究に参加したかを詳細に述べること。特に、参加者の属性によって結果が影響される場合には、その属性を説明すること。例、参加の性別、年齢、職業、教育レベル、健康状態、国籍など。参加者が複数人いれば、その人数を述べること。また、調査や実験が実施された状況を説明すること。

実験・検査用具
どのような用具が使われたか説明すること。必要ならばAppendixに用具のすべてを明示すること。

手順
研究を進めた手順を詳細にしかも簡潔に述べること。どのように研究を進めたか、研究を進める上で何をしたかを詳細に述べること。

結果
集めたデータをどのようにまとめたかを述べる。

はじめに、結果を簡潔に述べること。結果が何を示唆するか、結果の意味についてはここでは述べないこと。仮設に反する結果がある場合にはそれも述べること。

 考察

    • データの結果から仮説の検証し、推定する。結果の解釈や検討を自由にできる。
    • 自己の結論や考察の根拠を述べる。研究する前の仮説との関連性について述べる。
    • 仮説に反する結果でも、それについて述べること。推論をする際に以下を注意。

References

     書き方は別紙参照。

Appendix

  (註)どのような人から援助を受けたか。さらに研究を進める上での参考。


第8回から10回まで、論文の作成についてグループ学習を続けます。論文作成についての疑問などに講師が答えます。

指定参考図書

『ライフデザイン・カウンセリングの⼊⾨から実践まで』

『ライフデザイン・カウンセリング・マニュアル』

『サビカス キャリアカウンセリング』

『「仕事」に満⾜していますか?』

入会のご案内

研究所への入会については、入会のご案内をご覧ください。

イベント情報